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　夏季Sil acne aestivalis 〔Hjorth 1972］:青成年期，主として女子で夏季に頚・肩・上腕・顔・背部に直径１～３ｍｍの小丘疹多発，秋に消退．毛包性小嚢腫．紫外線・遮光剤・発汗など誘因がいわれるが不明．

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〔細菌リパーゼ抑制作用・静菌作用・抗炎症作用〕，⑩化膿の処置，⑨ビタミン

〔Ａ・B2・B6〕・性ホルモン．

　〔症状〕

　中年以降に生じ，冬期増悪傾向あり．

　１）第１度〔紅斑性酒IS (r. erythematosa)］:鼻尖・頬・額にびまん性発赤，毛細管拡張症，油状光沢．寒暖・飲酒で増強.

　2）第２度〔酒猷性座庇（ａｃｎｅ rosacea)〕:上記病変が増強するとともに，毛孔性丘疹，面皰，膿疱を生ずる（ｲ寸図28-41.

　3）第３度〔鼻(rhinophyma)〕:結合組織増殖により鼻が腫瘤状に増殖し，紫紅色を呈し，毛孔開大してミカンの皮状となり，皮脂分泌が著しく，油状光沢を示す．赤鼻．白人に多いが日本人では少ない.

　4･）眼合併症：酒皺性角膜炎〔疼痛・羞明・角膜潰蕩〕・結膜炎・虹彩炎・強膜炎

など.

　〔組織所見〕毛細血管拡張，毛包・真皮に類上皮細胞・巨細胞を混ずるリンパ球浸潤，第３度では皮脂腺肥大と結合組織の増殖.

　〔病因〕三叉神経支配域血管運動障害，脂絋胃腸障害など，ニキビダニによることあり．

　〔予後〕難治にして進行性.

　〔治療〕①食餌〔アルコール・コーヒー・香辛料などを避け，胃腸を整える，ストレスを避ける]，②ビタミンＢ群，③急激な循環温度の変化を避ける〔適度のマッサージ〕，④テトラサイクリン，⑤クンメルフェルド液外用〔とくにニキビダニ陽性のと司，⑥ＮＳＡＴＤ外川剤，⑦毛細血管拡張に乱切(scarification)あるいは電気分解，⑧鼻瘤は形成手術.

　　　〔付〕酒皴様結核疹rosacea-ahnliche T uberkulide ［Lewandowsky］は酒皷に近いもので，結核説は否定されている．