血液をサラサラにする食べ物

 

 今までみてきたように、血液の流れを左右するのは食生活を含む生活習慣だ。習慣だから、

一回の食事や、一つの食品の摂取によって血液の流れやすさがすぐ変わることはないであろうと考えていた。しかし調べてみると、ある食品をとると、血流が改善されることがわかった。

 

 さらに、「梅はその日の難のがれ」とか、「疲れたときに酢がいい」「黒豆が健康によい」とか、昔から言い伝えられてきた効用を、私たちが間発した血液流動性測定装置MC‐FANは、みごとに裏づけることができた。しかも、この装置を使うことによって今まで知られていなかった血液の流動性を高める食品があることもわかってきた。

 

 今までMC‐FANにより、さまざまな食品について血流改善効果をみてきたが、その効果は、流れが悪い血液の流れをよくするもの、流れがよい血液の流れををますますよくするものとの二通りが考えられた。簡単にそれをあげておこう。流れが悪い血液の流れをよくするもの(血小板の凝集能を弱める働きがある)

 

 梅子し、梅肉エキス、黒豆、ニンニク、タマネギ、青背の魚、赤ワイン流れがよい血液の流れをますますよくするもの(赤血球の変形能を高める)