2014-11-18から1日間の記事一覧

「キレ」やすさと集中力の低下

これまで繰り返し述べてきたように、血液が流れにくいと血流を維持しようと交感神経が活発に活動する状態になる。血液が流れやすいと無理をせすに血流が保たれるので、副交感神紅系が優位になる。副交感神経系が優位になると気持ちが落ち着く、夜よく眠れる…

 冷え性は血流の悪さから

冷房が普及した現在、夏でも冷えに悩まされる女性たちは多い。冷え性は、女性の月経痛や膀胱炎、頭痛、関節炎、疲労などを引きおこすとも考えられている。最近では、女性ばかりか男性の冷え性も増えているという。この冷え性も、末梢の血流の悪さを示すもの…

 血行の悪さが凝りの原因

西洋医学では、肩凝りを肩関節周囲炎と呼び、関節自体よりも、その周辺の筋肉や腱、そのほかの組織の変化のために痛みが生じるとしている。一方、東洋医学では肩凝りや腰痛は「癇血」といわれる血の滞り、水毒といわれる水分代謝の不調からくると考えられて…

消化が悪いのは血流の問題

「なんとなく胃が重たい」「消化が悪い-下痢が続く」など、胃腸の調子がいまひとつという経験は誰しもしたことがあるだろう。検査をしても原因がわからず、胃薬をもらって服用するうちしまったという例も数多い。いわゆる機能性消但不量症候群といわれるも…

血流が悪いと眠れない

眠れないのはつらいもの。最近、サラリーマンのあいだで不眠症が増えている。なかなか寝つけない入眠障害や、眠ったと思ったらすぐに目が覚め、そのまま寝つけない早朝覚醒型不眠など、さまざまな症状が出ている。実はこの不眠は、血液の循環が悪いときにお…

痴呆症になりやすい

現在、日本人の六十五歳以上の老人の四・ハパーセントにいわゆる「ぼけ」症状があるといわれている。物忘れがひどくなったり、記憶力が悪くなったりすることは、年をとれば誰でもおこりうることだ。ただ、日常生活に支障が出るようになると痴呆症として問題…

 トロトロ血液は糖尿病の原因に

糖尿病の進行具含は、眼底出血しているかどうかで調べる。腎臓障害や糖尿病性網膜症は糖尿病の合併症としておこる。これらは、赤血球の変形能が下がるからだと考えられている。赤血球の変形能が下がると、細小血管の血管壁が血流から受ける力学的ストレスが…

 脳血管系・心疾患の病気をおこす

脳への血流が少なくなると、脳で使われる酸素や栄養が量りなくなり、脳の細胞が死ぬ。脳神経は、特に酸素を多く必要とする細胞で、貯蔵エネルギーをほとんどもっていない。短時間、血流が止まっただけで死につながる。脳の一部で血流が途絶えたり、血流が少…

 高血圧・動脈硬化を引きおこす

現在、日本では約二〇〇〇万人以上が高血圧だといわれている。年齢が進むとともに、「血圧が高くなった」と感じている人も多いだろう。目立った症状がないのに高血圧だけで死亡することはないが、合併症が恐ろしく、油断できない病気だ。血圧は血液を循環さ…

 老化を早める

「人は血管とともに老いる」といわれている。これは、どういう意味だろうか。 もちろん、証明を要求されるような事柄をいっているのではない。人の老化を診てきた多くの医者の、ばくぜんとした印象を語っているものだ。老化は老化遺伝子によっておこる、ある…

 喫煙が血流を悪くする

喫煙が体に悪いことは周知のことだが、愛煙家の中には、なかなかやめられない人もいることだろう。また、たばこは吸っている本人に害があるばかりではなく、その煙を吸う人たちにも害を与える。そこで、たばこを吸うと血液の流れがどのようになるがをみてみ…

運動不足の血液

最近、ウォーキングや山登りなどが、中高年のあいだで人気かおる。すぐにできる、体への負担が少ないというのが、受け入れられている理由だろう。でも一方で、運動をまったくしていない人たちもいる。忙しくて運動どころではない、運動するなら体日は寝てい…

 ストレスでも血液がドロド囗に

四十四歳の女性D子さんは、十九歳の息子と十五歳の娘との三人暮らし。週に五日は一時間以上かけて都心の会社に通っている。デスクワークの仕事は九時から五時まで。残業はなく、肉体的にはそれはどぎつくはない。ただ、人間関係を人一倍気にする性格で、気…

 血液が流れにくい状態が続くと、どうなるか。

血液を無理に流すための力が働いて、流れの速いところ、すなわち動脈で血小板の凝信木 塊ができやすくなる。動脈硬化で細くなった血管ではなおさらだ。そして、その凝集塊は血液の流れが少しゆるやかになったところにつまる。凝集塊は、普通、血液の流れで飛…

 白血球の粘着性と血栓のでき方

血液細胞の中で、もっとも数が少ないのが白血球だ。その数は赤血球の五〇〇分のIから一〇〇〇分の一程度で、血液一マイクロリットル中、四〇〇〇~九〇〇〇個しかない。しかし、その役割は重要だ。白血球は一種類の細胞ではなく、好中球、リンパ球、マクロ…

 傷がつくと凝集する血小板

血液の細胞成分の中で二番めに多いのが血小板。血小板は、赤血球が血管から漏れないように、血管の破損部位をふさぐ。赤血球よりもだいぶ小さく、二~三マイクロメートルの大きさの円盤型をしている。血管に傷がつくと、血小板はその瘍に粘着し、互いにくっ…