2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夏季Sil acne aestivalis 〔Hjorth 1972]:青成年期,主として女子で夏季に頚・肩・上腕・顔・背部に直径1~3mmの小丘疹多発,秋に消退.毛包性小嚢腫.紫外線・遮光剤・発汗など誘因がいわれるが不明. 1 〔細菌リパーゼ抑制作用・静菌作用・抗炎症作…

毛包脂腺系疾患 〔症状〕青年男女の顔り]匈・背部に,毛包一致性の丘疹・膿疱が多発し,色素沈着・小瘢痕を残して治癒する、初発疹は面皰(comedo)〔出□の閉じている閉鎖而皰(closed comedo)は白く,毛孔の|羂いている開放面皰(open comedo)は汚れが付いて黒…

汗貯留症候群sweat retention syndrome

A.水晶様汗疹miliaria crystallina あせも、高温,発熱などにより,帽針頭大の小水疱が体幹・四肢屈側に多発性搔痒も炎症もなく,小水疱は1日,3~4日で自然に破れ鱗屑を残して治癒する〔白色水晶様汗疹(m. c. alba)〕.ときに潮紅をみる〔紅色水晶様汗疹(…

無汗症anidrosis

A.神経性無汗症 視床下部の体温調節中枢の障害〔腫瘍・外傷・炎症・手術〕の他,脊髄病変〔前角炎・多発性硬化症・空洞症・脊髄炎・腫瘍〕,末梢神経病変〔アルコール性多発性神経炎・パンセン病・腫癌〕,薬剤〔アトロピン・バンサインなど〕などにより生…

局所性多汗症

精神感動によることが多く,手掌足底・腋窩・前額・鼻尖・乳房間部などに多い〔冷汗〕.カフェイン〔コーヒー・コーラ〕・チョコレートが誘因となることもある. 進行麻痺・半身不随・脊髄空洞症・神経炎のさいは巣状または片側性に生ずる. 〔付1〕耳介側頭…

臭汗症bromidrosis, osmidrosis

A.腋臭症osmidrosis axillae,わきが 思春期アポクリン腺の発達とともに腋窩に生ずる一種の臭気.アポクリン汗中の脂肪酸,あるいはこれが皮表細菌で分解され低級脂肪酸となり臭気源になる.しばしば軟耳垢を伴い,人種差,遺伝性もある.治療は局所の清潔,…

異汗症dysidrosis

〔同義語〕汗疱pompholyx 〔症状〕手掌足底,特に手足側縁,指趾側縁に多発する帽針頭大~豌豆大の小水疱ないし水疱で,水様透明の内容を有する.小さいものは隆起せず,皮膚に透明小点としてみられる.痰痒の有無は種々.穿刺ずればやや粘稠な水を出す.急…

 大人でも話せるようになる、リスニングも大丈夫

大人になってから会話をやろうと思っても、リスニングがなかなか上達しないので、あきらめてしまいがちである。和田さんも、そんなかだな努力をするよりも読みと書きにみがきをかけ、会話はむしろ下手さを逆用して、こちらのべIスに引き込んで、言いたいこ…

 受験英語を「役に立たなくしている」元凶は

和田秀樹さんが指摘しているように、大学の先生の手抜きのせいなのかどうかはわからないが、現状はひどすぎる。高枚の普通の英語レベルを無視した、あれだけ立派なレベルの試験間題を作る大学の先生が、どうして苦労をしてその試験をくぐり抜けてきた学生を…

どうして英語のテキストを専門課程で使わないのか

教養課程の英語が前記のように問題だとして、では実際に専門課程では英語を使っているのか、というとどうもそうではないようである。 私の経験で言うと、原書講読というものがわずかにあったが、普通の専門教科で英文の原書をテキストに使うということはほと…

 教養としての英語?

まさかいまさら一般教養として英語が必要だ、ということで英語の授業が行われるわけではあるまい。教養課程(今はこういう呼び方をしているのかどうか知らないが)の英語などと言うと、どうも誤解が生じそうである。しかしながら、週に二コマしかない教養課…

なぜ運用の英語か

前章で、大学の英語は高校の英語の単なる延長ではなく、運用の英語であるべきだと述べた。大学の偉い先生を差し置いて、生意気なことを言っているように聞こえるかもしれないが、論理的に考えてそうならざるをえないのでこう言ったまでのことである。 なぜな…

 外交官と英文法

英文法は、英語を学んでいるときに役立つだけではなく、国際外交の第一線の場においても重要な議論の焦点になることもある。現在、在バンクーバー総領事の多賀敏行氏は、『ベストーエッセイ集94年版』(日本エッセイストクラブ編、文藝春秋)の中に、当時、…

〈英文法の基礎のある人は英語吸収力もよい〉

「茂木氏の著書ご紹介、ありがとうございます。『小学生からの英語学習』に間題点をご指摘される著者のご意見にはまったく同感であります。私白身の通算八年間の駐在員と海外生活体験を通じて『日本人の英語について』はっきりと申し上げられますことは、英…

〈母国語の能力以上に外国語を話すことはできない〉

ビジネスマンからの投書 「『小学生に英語り‥』での茂木弘道氏と貴コラムの意見を読ませていただき、まったくその通りだと感じたところです。私には三人の子どもがあり、上の二人が現地校に通っておりますので、日本人の英語力、国語たる日本語の能力につい…

大学生(男性)からの投書

「私は今アメリカの大学に留学しておりまして、自分の体験に沿って感想を書かせてもらいます。 まず、日本の英語教育についてです。 よく日本の英語教育は読み書き中心であると言われますよね。私は昨年、アメリカの大学で英作文と英文読解のクラスをとりま…

 海外在住者の声

『国際派日本人養成講座』は、メールマガジンなので、海外在住の日本人読者も多いようである。「小学生に英語?」というタイトルで、拙著『小学校に英語は必要ない。』を取り上げて、概要を紹介し、コメントしてくれた文章に対して、海外在住者からかなり大…

 使える英語への道

カタカナ英語を上手に活用せよ カタカナ英語は英語力とは無関係であると第二章で強調した。しかしながら、だからといってカタカナ英語という現実から逃避しなければいけないわけではない。カタカナ英語を英語力向上のために「利用」するという発想も必要であ…

 自分の単語帳を作るのがもっとも効果的

単語を覚えなければ、というと真っ先に出てくるのが単語帳であろう。我々の時代はまだ通称「でる単」(『試験に出る英単語』森一郎著、青春出版社)が登場する前で、「赤尾の豆単」(『英語基本単語集』赤尾好夫著、旺文社)の全盛期であった。ご多分に漏れ…

 高校以降の英語

以上、中学校でどうすればまともな英語教育を行うことができるかについて検討してみた。しかしながら、これらを行ったからといって、すぐに使える英語力が身につくわけではない。再三繰り返したように、英語の基礎力がつくだけである。使える英語への道はこ…

 英語学習効率を高めるのが文法

これは中学レベルにおいても基本的には同じことである。 This room is usually used for eating lunch.という文章を理解するには、eatingという動名詞の性格、使い方を知る必要がある。「動名詞」などという聞いたこと…

 文法はありがたい魔法の鍵

文法のもう一つの側面というより、本来の面目は人間の言語能力が生み出した、言葉に内在するその骨格の構造性、規則性ということにある。この構造性、規則性を明文化したものが文法の本質であって、人為的に作った規則ではない。渡部昇一先生は『英文法を知…

規範=法律としての文法

しかし、文法という法律が支配する「英語という法治国家」で、法を無視して間題が起こらないはずがない。 まず、文法を間違えることによって起こる誤解、トラブルが考えられる。 たとえば、「綾子さんは高山先生の奥さんなんですよ」と言うつもりで。 Aya…

文法はなぜ学ぶのか?

「文法・読解中心の従来の英語教育」と非難される、悪者の代表にされている文法について、考えてみよう。 文法は、伝統的な英文法が「規範文法」と呼ばれるように、英語はこうあるべきという英語についての規範すなわち法律としての側面を持っている。したが…

会話トレーニング部は英語版「そろばん塾」

筆者の体験で言うと、ダントツの効果をあげる教育として「そろばん塾」がある。学校では、せいぜい二桁の足し算をゆっくり行うくらいなのに対し、そろばん塾でのトレーニングを一年も行うと、五桁くらいの加減算ならものすごいスピードでできるようになる。…

 トレーニング部用のプログラム開発が必要

トレーニングとは何をやるのか、と言えば、ます基礎練習としての、発音、音読である。教室ではとても十分に行えないので、ここで徹底的に素振り、ランニング、キャッチボールを行うのである。教室の十倍、何十倍これをやり、次はリスニングを入れるのがいい…

英会話トレーニング部のすすめ

では会話はどうしてくれる、と言う人がいるかもしれない。もしもどうしても中学枚で会話がうまくなりたいという生徒がいたとしたら、運動部としての英会話トレーニング部を作ればよいのである。 英会話がスポーツであるならば、英会話上達のためには、サロン…

 教室は「一対多」向きのことをやるべきである

教室ではその性格上、一対一よりも一対多の教育が基本とならざるをえない。したがって、基礎訓練としての発音・音読などは教室向きであるが、一対一の会話練習には教室は向いていない。基礎訓練のほかは、文法・読解が教室での教育の中心となるということは…

 教室向きでない英会話

テニスが教室で上達しようがないのと似て、英会話を教室で上達させようというのは場違いなのである。AET(Assistant English Teacher)のネイティブが教室に来たとしよう。会話はスポーツなのだから、実際に声に出してしゃべらなければう…

 英会話はスポーツである

最初から一貫して「英会話重視」という流行思想に反対してきたのは、決して会話不要論 の立場からではない。それは、これまでの説明からもお察しいただいたことと思う。会話信奉論者の「英会話幻想」という「間違った」考え方が、結局は英語力全般の低下をも…